「コンビニの立ち読み」の規制はすべきなのか??

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ご挨拶

皆さん、こんにちは。

世間が待ち焦がれたイベントが2週間ほど前にありましたね。

ここでピンと来るか来ないかでこの記事の感動具合は多少変わりますが、まあいいでしょう。

そのイベントとは。。。

『HUNTER×HUNTER』の連載再開です。

 

(ハンターハンター?なにそれ?

っていう方は今すぐ読むべきです!!!)


それに伴い、私も半年間休止していた、「コンビニでの立ち読み」を再開しようと近くのコンビニに足を運びました。

お目当の雑誌(ジャンプ)を見つけ、手に取りましたが、そこであることに気付いた。。。

 

開かない。。

誰かの念が込められているのか、、

 

いや、封だ。

ジャンプに封がしてあるではないか!!

 

かつては、プロの立読み師でしたので、家の近くの*サンクチュアリ(聖域)は把握していました。

(*サンクチュアリ立ち読みができるコンビニ)

 

しかし、今となってはもう、家の周りにサンクチュアリはありません。。。

その時の私といったら、まさに、、

 

これもんでした。

(ゴンさんを分からない方はすいません。)

 

それはさておき、、

 

じゃあ買えよ!

 

と思った方も多いでしょうが、ハンターハンターのためだけにジャンプを買うと言うのはあまりにもナンセンスであり、21年間ジャンプを買ってないプロの立ち読み師の私とっては、今更買うのは敗北を認めることと同義です。

 

ってな感じ、今回は年々規制が厳しくなるコンビニ立ち読み事情について議論したいです。

強いてお題を挙げるなら、

 

「コンビニの立ち読みは規制すべきなのか??」

 

でいきましょう。

 

とその前に軽いアンケートにお答えください。

立読みについてどう思いますか?

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持論

 

持論は

イートインがあるコンビニ限定で

ドリンク一杯購入するのと引き換えに最大30分間立ち読みを許可する

というものです。

その根拠を説明していくわけですが、今回は「マンガ週刊誌」に限定した上で

マンガ週刊誌の売り上げ、発行部数の推移や

マンガ週刊誌、コンビニ、利用者のそれぞれ視点から考えていきます。

それではいきます。

(*イートインイメージ図)

 

ジャンプの発行部数の推移

 

まずは発行部数を見ていきます。

この通り年々低下していて、

ジャンプに関しては2017年にはピーク時の3分の1以下となってます。

世界に冠たる日本のマンガだが、紙の市場で見ると、グラフからわかるように1990年代半ば以降、一貫してマイナス成長です。

しかし、実は2016年の出版科学研究所のデータでは、マンガ関連の市場全体の売り上げはプラスに転じています。

その背景として

・デジタルコミックの普及

・ゲーム化・映画化・ドラマ化

・グッズの販売

が挙げられます。

 

ここまでのまとめ
  • マンガ週刊誌の発行部数年々は減少してる
  • しかし、マンガ関連市場全体の売り上げは増加している
    (デジタルコミックスや漫画以外のコンテンツなどで)

 

コンビニで立ち読みをする人の数

 

これまた難しそうだが、限られたデータを駆使して紐解いていきます。

日本フランチャイズチェーン協会の統計データによると、
2016年12月末時点の店舗数は54,501店
2016年の年間来店客数は、全店ベースで172億785万人

全店ベースの来店客数 ÷ 54,501店で計算すると、1店舗当たりの平均年間来店客数は約31万5千人となり、
これも365で割ると、1店舗の1日の来店客数は約862人となります。
(あくまで平均なので店舗により差がある。)

 

そして、ここからマンガを読むであろう層の人数を割り出しましょう!!

(出典:マンガに関する調査, NTTコムリサーチ)

このデータから漫画をを読む人が全体の約80%

従って、862×0.8=689.6

約690人が漫画を読む。

そして、そこから立ち読みをする人数を求めると、、

(出典:「立ち読み」行為について、あなたはどう思う?【2017年調査】)

このデータから、

690人×0.37=255.3

そして、ついに1日のコンビニ1店舗辺りの立ち読み者数が約255人だということがわかりました。

(なんか、多そうだが、計算的には合ってるのでスルーします。)

 

そして、次はいよいよ立ち読みを合理化する方法を考えます。

 

ここまでのまとめ
  • 毎日255人が立ち読みをしにコンビニにやって来る。(1店舗あたり)

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立ち読みを合理化する方法

 

これは中々難問ですね。。

しかし、コンビニさんも馬鹿じゃないので、

立ち読みにメリットが生じるようにすれば、許可してくれるハズです。

まずは、立ち読みのデメリットを全て除去していきましょう。

 

コンビニにとっての立ち読みの障害
  • 売り上げに繋がらない
  • 商品が汚れる
  • 雑誌コーナーに人が集ると他のお客の邪魔になる

ふむふむ。中々妥当な理由ですね。。

これを言い換えて、

コンビニが立ち読みを許可する状態
  1. 売り上げに直結する
  2. 商品を綺麗に保てる
  3. 雑誌コーナーに人が集り過ぎない

それらを踏まえて上で具体的な施策を考えましょう!!

 

具体的な施策

 

順番に1つずつ見ていきましょう!!

 

1. 売り上げに直結する

 

立ち読み料金を取るのがベストですが、それは利用者目線で考えると、利用しなくなる可能性が高いです。

なぜなら、立ち読み師はお金を払うのが嫌なので、今まで立ち読みをしてきたからです。

(by:プロ立読み師歴21年のCさん)

従って、立ち読み自体は無料にして、他でお金を取るのはどうでしょうか?

そこで考え出したのが、

ドリンク一杯購入すると立ち読みを許可するという仕組みです。

レジにて、ドリンクを購入した希望者にはマンガを渡すといった感じです。

「ドリンク一杯くらいならまあいいかぁ。ちょうど喉も乾いていたし。。。」

となる可能性は高いです。

何故なら、近頃の厳格化された規制により、立ち読み師は数多くのコンビニをハシゴしているからです。。。

(憶測)

2. 商品を綺麗に保てる

 

貸し出しした商品は売り物に出来ないと思うので、貸し出すマンガを数冊に限定すればいいのです。

では、一体何冊にすれば良いでしょうか?

今までのプロ立ち読み師の経験から、同時に立ち読みしている人のMAXはだいたい5人くらいです。

従って、5冊を立ち読み用に確保しといたら十分だと思います。

その5冊は貸し出し期間が終了したら、店員に割安で提供するか、ブックオフで売るなりすれば有効活用できます。

 

3.雑誌コーナーに人が集り過ぎない

 

これに関しては、イートンスペースで読んでもらえばいいかと。

ドリンクも買ってもらっているので別に問題はありません。

 

そして、立ち読みの時間の上限も一応計算しましょう。

1日の時間(1440分で計算します)➗(1日の立ち読み客数➗立ち読み用マンガ数)

→1440分 ➗(255人➗5冊)=28.23分

つまり、

5冊の立ち読み用のマンガがあって、255人が1日でが全員立ち読みするには

1人あたり、最大約30分間にすれば可能。

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実際にどれほどの売り上げがあるの?

 

ここが一番大事ですね。しっかりと定量的に効果があることを示さないと、頭の賢い読者達は納得しないでしょう。

まずは、前提条件を整理します。

前提条件

1日の立ち読み客数:255人(1店舗あたり)

立ち読み条件:ドリンク一杯購入(150円で計算する)

立ち読み回転率:1人当たり最大30分間読める

立ち読みマンガ数:5冊

損失

 

まずは、 5冊を立ち読み用にすることによる損失を考えます。

仮にジャンプで考える、2018年2月現在の定価が270円(税込)

従って、5冊×270円=1,350円の損失です。

 

売り上げ

 

1日あたり、255人が立ち読みしにくる計算で、1人あたり一杯ドリンクを購入するので

255人×150円=38,250円の売り上げが担保されます。

 

利益

 

利益=売り上げー損失なので

38,250円ー1,350円=36,900円の利益   (1日あたり) があります!!

これが1年になると

約1300万円の増収が見込まれます。

 

 

結論

 

上記のように

イートインがあるコンビニ限定で

ドリンク一杯購入するのと引き換えに最大30分間立ち読みを許可する

という条件の元でしたら、見事に全ての障壁を突破することができました。

 

また、マンガ市場は電子媒体への移行とマンガ以外のコンテンツ(ゲーム化、映画化など)で成長をあげています。

従って、今後の紙媒体のマンガの役割としては、

他のコンテンツへお客流入させる橋渡し的な役割をするべきだと考えております。

その考えを助長するかのように、近年無料マンガ視聴サイトやネタバレなどでマンガは無料で読めちゃいます。

熱狂的なファンになれば、おそらく単行本やデジタルコンテンツを購入しますし、他のコンテンツへも流入すると思います。

これからマンガ週刊誌は時代の流れに沿って、そのような役割を担っていくべきでしょう。

 

だから、「立読み」時代の流れに合った行為なのにそれを規制するのはおかしいです!!!

 

まとめ

・マンガ週刊誌は他のコンテンツへと流入させる橋渡しの役割を担う

・だから、「立ち読み」は理に叶っている

最後に再度アンケートにご協力を。。。

 

記事を読み終えて立読みについてどう思いますか?

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そしてもう1つ、

この記事を通して私が会長を務める日本立ち読み促進委員会(NTS)のメンバーを募ろうと思います。

(現在のメンバー数は1名)

一万人くらい加盟の意思表示すれば何かしら出来るかもしれないですね。。。

(サンクチュアリの場所がわかるアプリや、立ち読み予約アプリの開発とか、、、)

ってことでこれまたアンケートよろしくです。

日本立読み促進委員会(NTS)に加盟したいか?

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もし、この記事に意見ありましたら、ドシドシコメントお願いします。

そして、少しでもサンクチュアリの場所を増やしたいのであれば、この記事ガンガンシェアして、コンビニの経営陣のお偉いさんまで届けましょう!!

 

P.S

就活経験がある方は一度は

「コンビニの売り上げを2倍にする方法」を考えろという無理難題ワークをさせられたことがあると思います。

(学生にそんな案出せたら、戦略担当大丈夫かってなりますよね笑)

まあ、人事の方は思考プロセスやチームでの働き方を見ているので、提案自体へそこまで重きを置いてません。

でも、ありきたりな答えだと面白くありませんので、良ければこの立読み案を使っては如何でしょうか?

ユニークさでポイントアップ間違いなしです笑

今回も長文ご愛読ありがとございました。。。。

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4 COMMENTS

ジャンプよりは単行本派少年

発想が斬新で好きです!(笑)

ただいくつか疑問点があります。

まず計算方法がザックリしすぎな印象です。これだと立ち読みしている全ての人がコンビニで何も買っていない前提での計算ですよね。何かしら買っていた人にとっては「今まで気になった本を好きなだけ読めてたのに…」ってことでこの考えによる経済効果は望めないでしょう。
また、置く本が仮にジャンプだけにした時に、ジャンプを読みたがる人はここで言う255人全員ではないはずです。逆に5種類の本を1冊ずつ置いたとしたら、同じ本を読みたい人がたくさんいた時に不便です。となると、客のニーズを考え多数派をターゲットにするか、そもそも置く本の数を増やすか。何れにしても損失はチャエン君が考えている以上のはずです。

後、そもそもなぜコンビニで立ち読みをするのかを考えていますか?立ち読みだけに絞ると本屋でもできます。コンビニは店舗数が多いため、チャエン君のように目的意識がある人だけでなく、近くでただ時間潰しをしたい人もいるはずです。またその長さも人によりけりです。

論理的に説明してくれて面白かったのですが、ちょっと単純すぎて説得性がイマイチ欠けているかなと思いました。

とはいえこれからも楽しみにしております!!

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chaen

コメントありがとございます!
その通りですね。前提条件や計算方法の雑さが目立ちましたね。。

次回のこういう系書きましたら、もう少し漏れなく書いていきます!!

ご指摘頂きありがとうございます!!

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こばやし

お久しぶり。
某バイトで一緒になった小林です。
おもしろい記事かいてるね。

コーヒーじゃないけど実際立ち読みとかのついで買いって店側も期待しててそれで、許可してる店もあるから考え方としては間違ってないとおもう!

今、本屋さんでもカフェみたいな感じで併設してるとこもあるしねぇ。

ただ計算のしかたでひとつ。
コーヒーにも原価ある実際コーヒー一杯売って30円程度の利益だとおもうよ。

あと、本って返本制度があって、売った分だけの利益(損失はあまりない)だから、コーヒー買ったひとにだけってのはそれなら店が予め買い取れやってはなしにもなりそう。(出版社側がそれをゆるさんだろう)

一度コンビニ行って現地の声もきいてみると精度もあがってもっとおもろいこと考えれそうやね。笑

これからもちょくちょくのぞきますー

返信する
chaen

コメントありがとうございます!!
そして、的確なFeedBackも感謝です!!

今後もたくさんブログを書いていくのでチェックお願いします

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