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你好!!
いきなり中国語で入るこの厚かましさに嫌気がさして、ブラウザを閉じないことを祈りながら、今回ははじめていきたいと思います。
なんでいきなり中国語で始めたかというと、最近上海に行って来たばかりだからなんですね。
まあ、題名にもある通りかなりカモられた旅だったので、この失敗を皆さんにして欲しくないとの想いからこの記事を書きました。
今回は少しふざけながら行くので、笑いのツボが浅い人は電車から今すぐおりましょう。。。
ザ・胡散臭いタクシードライバー
空港で、ポケットWi-Fiを借りる手続きをしていると、中川家の礼二にクリソツな胡散臭い人が歩み寄って来た。
そして、横でひたすら私の手続きが終わるのを待っている。
そこまで私もバカではないので、おそらく私をカモりにやってきたのかと、少々冷めた目で彼を見ていた。
すると何と、
彼は私の冷たい視線にも関わらず、ニコリとインプランでピカピカの歯を見せて微笑み、勝手に私のキャリーバックを運ぼうとしたのだ。
(*イメージ図)
「泥棒の仕方が雑っ!!」
(千鳥ノブ風)
とツッコミを入れたかったが、私は千鳥のノブほど繊細なツッコミをできる訳でもなく、
そもそもそれを中国で言えるハズもなく、普通に彼を引き止めた。
ちなみに、私持ってるカードは
①你好(こんにちは)
②对不起(すいません)
③谢谢(ありがとう)
のわずか3枚という初心者・オブ・ザ・初心者である。
まあ、預け荷物が中々ベルトコンベアに出てこなかったことやWi-Fiを借りる手続きが遅れたことから、予定に遅れないために一刻も早くタクシー見つけたかったのと、
「ぼったくりタクシーってどんなのだろという?」好奇心から結局彼について行くことにした。
とりあえず値段を聞くと空港に書いていあった相場の1.5倍ほどだったので、とりあえず承諾した。
(ちなみに礼二は英語、日本語も操る詐欺師としての要項をしっかりと満たしている。)
とにもかくにも、タクシーに乗り、無事目的地(ホテル)に着いた。
ATMもグルだった説
そして、遂に運命のお支払いタイム。
ポケットWi-Fiのデポジットの支払いで現金が尽きてしまったために、ホテルのATMでお金を引き出そうとした。
(中国は日本のクレカほぼ使えません。)
しかし、次の瞬間信じがたい光景を目にする。
ATMが私のキャッシュカードを食ったのだ!!
何と、キャッスカードがATMに吸い取られて出てこないという。。。
この国は有機物だけでなく、無機物ですら我々を落とし入れるのかと、その徹底ぶりに逆に関心を覚えた。
あの礼二が白い歯を出し、私のカードを食ったATMを回収する絵が浮かんできた。。
(ルパンでもここまではしないだろうが、、)
すぐさまホテルマンを呼んだが、三日後にしか対応できないとのこと。。
私は上海上陸僅か数時間でワクワクから絶望へのドン底へと突き落とされた。
例えるなら、ポケモンリーグの四天王戦の初戦で回復系の薬が全て尽きた時のまさにアレだ。
(*イメージ図)
お金を払えないと自分が詐欺師になり兼ねないので、必死にホテルマンを説得した結果、クレジットカードでお金を400元だけ下ろさせてくれるとのこと。
(1元=17円くらい)
また、詐欺タクシーの提示金額は450元であり、ホテルマンにその旨を伝えると実は相場は200元だという。。。
ここまでにボッタクリにはさすがに腹が立ち、私は交渉という手段にでる。
(事前に用心するよう指摘されてたので自分が悪いのは承知だが、如何せん現金を手元に残す必要があったので。)
ちなみにドライバーは礼二ではなく、別の中国人男性であり、彼は中国語しか話せないので、今回は特殊な交渉になった。
(ちなみに彼は安田大サーカスのヒロに似ているのでここではヒロと呼ぼう。)
お互い通じないので、ひたすらに翻訳アプリに言いたいことを打ち込み、翻訳したものを見せ合うという何ともスピード感と緊張感に欠ける戦いであった。
(礼二は別の客をカモりに空港に残っていた。)
結局後でホテルマンを味方に付けた私が勝利し、
450元→300元まで値切ることに成功した。(それでもぼったくられてるが、、、)
帰り際に何やら、ヒロがこちらに向かって叫んでいる。
恐らく敗北からくる暴言だろうが、全く理解できないので、とりあえずドヤ顔で「谢谢」と叫び、手を振って見送ってあげた。。。
一旦事無きを得たが、現金がほとんどないということには変わりはなく、残りの日を生き抜く戦略を立てねばならぬ。
まさに無人島でのサバイバルが描かれたアメリカドラマ「LOST」のキャストになった振りでもして、この状況を楽しむしかないという心境だった。
(ちなみにこのドラマは一度も見たことがない。)
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モバイクという救世主
少し話は変わるが、
皆さんは「モバイク」という中国発祥のシェアリング自転車をご存知だろうか?
30分10円くらいで使え、どこでも乗り捨てれると利便性はなかなか高い。
(公式サイト)
ちなみにどんな感じで街にあるかというと。。。
これだ。。
下に埋もれているものほど安く利用できるので、みんなこの自転車山の発掘作業に勤しんでいる。。。
これが巷で今流行りの
”マイニング(発掘)”
である。
と
いうのは
嘘だ。。。
少し、調子に乗りました。すいません。
ちなみに、普通に道に整頓されて並んでいる。
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とにかく格安で移動ができるのでお金が無い私にはまさに神同然だった。
そんな神を出汁にしょうもないボケをかました私は間も無く、キラに裁かれるだろう、、
それはさておき、移動手段として、「モバイク」を使うことで大幅にコストカットができたのだ。
この手段に気づいた私はルンルン気分で上海市街を爆走していた。
ヒロの大逆襲
夜で人気が少なかったため、私のモバイクはドンドンスピードを加速していった。
そして、大通りの横断歩道に差し掛かりスピードを緩めようと、ブレーキに手をかけた瞬間、異様に感触がなかった。
なるほど、中国の自転車は握力ほぼゼロでもブレーキが掛けれるように設計されているのか。
ものすごいテクノロジーを保持しているなあと関心したのも束の間、ようやく現実を受け入れる。
あれ、おかしいぞ。。
全く減速しない。。。
その時1つの仮説が脳裏に浮かんだ。
奴だ。ヒロだ。
奴が腹いせにブレーキに細工したのだ。
ヒロについてはまだ覚えているかな?
ヒロとは自身を空港からホテルまで運転してくれたぼったくりドライバーで自身の横暴な交渉による値下げで、暴言を吐いて去っていったモブキャラである。
メンタリストDaigo並みの心理学を習得し、無限にあるモバイクの中からピンポイントに私が乗るモバイクを推測し、細工を掛けたのか、
(*参考画像)
また、*デスノートのジェバンニ並みの仕事の速さでホテル一帯のモバイクに細工したのか。
(*一晩でデスノートコピーを作成した強者。)
(*参考画像)
真相は闇の中だが、現在わかっていることは1つ。
私が危険な状態にあるということだ。
全速力の自転車で大通りに突っ込むとは、「ガキ使」を見ないで年明けの小学校に登校するようなものだ。
如何に「ガキ使」の内容を常用漢字の半分も習得していないボキャブラリー量で語れるかを競う、謎のゲームはだいたい毎年1月下旬まで続く。
その戦いの参加資格すらない者はもはや人として扱われない。
死も同然である。。。。
そんな、淡い学生時代を思い出している場合ではない。
一刻も早く私はこの死亡フラグを回避せねばならぬ。
しかし、それは無駄ではなかった。
その学生時代の走馬灯の中から私は1つのヒントを得た。
マリカのドリフトだ
マリカとはマリオカートの略であり、プレイしたことある方ならわかるだろう。
(また、「マリカが上手い」ことは小学校でヒエラルキーの上位層に君臨するのに必須なスキルだったということは言うまでもない。)
トップスピードのままカーブを曲がるあの技である。(下に参考画像あります。)
両足を地面につけて、摩擦係数が増加し、靴の底が擦れていくのを感じながら、舵を右に取り、
青の炎から橙の炎になるあの最高をドリフトを演出した。
私がF1レーサーなら観客は総立ちに違いないはずだ。
そして見事に、怪我1つすることなく、その場を凌いだのだった。
教訓
まあ、この様なレアな体験をした上海ジャーニーだった。
とりあえず、この記事を読んだ時間を無駄にしないためにも、この経験から得た教訓を皆様に共有したい。
・日本の芸人に似ているタクシードライバーには気を付ける
・ATMはたまにキャッシュカードを食べる
・モバイクに乗る時はブレーキを事前に確認する
P.S
この失敗談を共有したことで自身の信用度が落ちるという危惧はありましたが、失敗を透明にして、そこから学びを得るというもプロセスが重要であると伝えたいのが裏の意図でもあります。
ちなみに、キャシュカードは直ぐに停止して再発行したので大丈夫です。
そして、別にATMと礼二はグルではありません、モバイクもたまたま壊れていただけです。
所謂、被害妄想ってやつです笑
まだまだ、色々やらかしエピソードはありますが、聞きたい方は個人的にお願いします。
谢谢!!
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